04/09/05 11:43 3M2w1/VH
>>241
共鳴管というのは管長で決まる1次共鳴と3倍・5倍共鳴が主なピーク。
TQWTは1次共鳴を50Hzくらいに持ってくるから3倍共鳴をユニットで打ち消し
5倍共鳴はこれでもかってくらい吸音材ぶち込んで無理やり押さえ込む。
背圧の少ない抜けの良い声が聴けるが、1次共鳴以外すべて悪という考え。
しかも不足しがちな低音をフラットにする方向に逝き易くチューニングは高く
ユニットは非力な低能率タイプでの『成功例』が少なくない。
結果として声の良さなど聴き取れず設計、組立てが簡単なだけとなっている。
こんな馬鹿な方式なら鉄ちゃんが手を出さないのも分かる。
長岡共鳴管だと1次共鳴が20Hzなので5倍共鳴でも100Hz。むしろ積極的に
共鳴させるためJ型共鳴管になっている。フォスの超強力ユニットが使え制振と
声の通りの良さが際立つ。
何度も折り曲げた長岡BHだと1次共鳴は辛うじて残っているが奇数倍の共鳴は
ハッキリ読み取れない。声の通りもわずかに共鳴管方式に譲る。
3倍共鳴をユニットで打ち消すのがTQWTなら吸音材で打ち消すのがTLSのようだ。
三休氏の公表してくれたF特をみると吸音材でピークが下がるのは分かるが
ディップが吸音材の影響で持ち上がっているのが不思議。