04/08/11 00:24 4ruP6kcR
(続きです)
そんなある日、彼女の家で(申し遅れましたが、
彼女は1回その部屋に泊まったきり、泊まりたがらないのです。
ですから「お泊り」は僕が遠征してました)
「あの部屋絶対におかしいよ。なんかあるよ」
と言ったところ、彼女が
「言っていいのかなー・・・」
と言ってきました。
(え?なんかイヤなこと言われそう、やだなー)と
思いましたが、気になるので
「いいよ言って、あの部屋かあるの?」
(彼女に霊感があるかないかは知りません)
と問い詰めました。
「悪いと思って言わなかったけど、お泊りしたときおじいちゃん見た」
「まじ!?」
彼女はウソをつく人ではありませんし、
その手の話が好きなわけでもありません。
彼女によると、その夜ふと目を覚まして僕がのんきに寝てるのを確認、
なにげなく視線を足元にやると、着物を着たおじいさんが座って
こっちを見ていたそうです。無表情だったといいます。
「お前、普通怖くて叫んだり、起こしたりするだろ!」
と半分逆切れしてしまいましたが、
「その時は、ああ、こういう存在の人もいらっしゃるんだ」
と思ってそのままにした、とのこと。
この辺、いかにも彼女らしい。
何度も言いますが、ウソをつく人ではありません。
それを聞いてからは、毎晩電気つけて音楽かけて寝てました。
そして速やかに引越しました。
あの部屋、今は誰か住んでいるんだろうなあ。
つまんない話ですみません。