04/02/26 21:28
数年前の出勤時の出来事です。
朝は苦手で、出勤時はいつもボ～っとしています。
その日もボ～っとしながらホームへ降りる階段を下っていました。
ホームがなんだか賑やかで、階段の途中から下を見ると中学生くらいの男子が
３～４人線路に向かってなにやら叫んでいました。なんとなく線路に目をやった
時、そこに誰か人がいるような気がしました。
しかし、頭はボ～っとしたままで思考力もぼやけた状態でしたので、「まさかね…」
と思いながら、コケないように足元を見て階段を下っていました。
カンカンカン…という踏切の音、ホームに電車が入って来た時に鳴るキンコンキンコン
という音、パーーーーーンッ！パパパパーーーーーーーンッ！という音、それらが全て
同時に聞こえ、あと３段程でホームへ降りきる時に特急が走り過ぎて行きました。
ホームに立ち周りを見ると、こちら側も反対側も時間が止まったようにシーーーンと
静まりかえる中、サッカーボールだけが線路の上でポン…ポンポン……と小さく
バウンドしていました。