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チャドクガ(チョウ目ドクガ科) tea tussock moth
毒蛾でよく知られているのはどくが・ちゃどくが・もんしろどくがの3種類
です。毒蛾の毛虫には毒針毛が1匹に50万本から600万本あってそれに触
れた人の皮膚に強いかゆみを伴う派手な皮膚炎を起こさせます。その皮膚炎を
毒蛾皮膚炎といいます。毒蛾の毛虫は危険を感じると毒針毛を空中へ大量に発
射して身を守ります。毛虫に触れていないのに毛虫に近づいただけでやられる
のはそのためです。庭や公園あるいは野山などの植物の近くに行く機会があり
皮膚のあちこちに赤いぶつぶつが出来てかゆみが強い時は毒蛾の毛虫にやられ
たと思って下さい。卵、幼虫、成虫共に、毒針毛が皮膚に付いたら、こすらず
に洗い流すか、テープで取る。薬は抗ヒスタミン軟膏をぬるとよいでしょう。
食草 チャ、ツバキ、サザンカなどツバキ科の植物
発生 ちゃどくがは年に2回の発生です。
4月下旬~5月上旬に孵化。
6月中~下旬に老熟幼虫となりちらばる。
7月初旬に成虫となる。
9~10月に2回目の幼虫が出るが、ふつうは初夏に多い。
10月中旬より、2回目の成虫が発生します。