04/03/16 21:00
悪名高きセイタカアワダチソウの汚名を少し拭っておこう。
セイタカアワダチソウが嫌われるのは、その驚異的な繁殖力と花粉症の原因とされている点である。
しかし、自家中毒によって、自らの毒で自滅し減少し、同じ所には生えません
(ただし、河川敷などは増水によって毒が洗い流され何年でも生える)。
そしてさらに、セイタカアワダチソウの存在を脅かすより強い植物が存在するのである。
その植物とは秋の七草にも数えられるマメ科の多年草クズ。
一夏で数十メートルも伸びるクズは、
セイタカアワダチソウ群落から離れた場所から伸びてきて
上から覆ってしまい光合成をできなくしてしまい減少している。
それに、花粉症の原因という花粉は、実は虫に花粉を運んでもらう虫媒花であるため、
風媒花の花粉に比べ量も少なく大きくて重いので花粉症の原因とは考えにくい(ブタ草は別種)。
そして、養蜂家たちにとってはこの季節とても重宝されている。
また、酸素の生産量はススキ群落の3倍で森林並みである。地球温暖化防止にも一役かっている。
<続・背高泡立草>
つまり、クズ>>セイタカアワダチソウ