04/11/20 20:11:29
>>948
日本の翡翠の鑑別書の一般的な鑑別では、
大抵の場合、「一般的にエンハンスメントが行われています」が入ります。
これは、その石が実際にエンハンスメントが行われているか否かに因らず、
「一般的にエンハンスメントがされていますよ」
といったお知らせのようなものです。
では、日本において翡翠に対する一般的なエンハンスメントとは何かというと、
漂白処理と、ワックス含侵処理の事です。
ご質問のエンハンスメントが行われた翡翠については貨で言えばB貨になります。
ですが、上記文言が書かれているからと言ってエンハンスメントされているとも
限らない為、>>948氏の言われるとおり、「日本の一般的」と呼ばれる翡翠には、
A貨とB貨が混在していることになります。(厳密にはB貨の一部定義が当てはまる。ですが)
ただしこれは、宝石鑑別団体協議会及び、日本ジュエリー協会の定義による
日本限定の「一般的」であることを付け加えておきます。
(あと、日本の宝石店に行って、A貨ですか?B貨ですか?と言っても、
それを気にしている店以外では「??」となると思います)
ネフライトを含む「玉」にA貨やB貨という表記はあります。(A玉やB玉とも言いますが)
ただし、ネフライト自体ネフライトとは表記されず、白玉や碧玉、羊脂玉といった、
「玉」の特徴からそれぞれ別の名称で扱われます。