03/08/13 01:25
松重美人はこの朝、爆心地の南南東約3キロメートルの翠町の自宅で被爆した窓や戸が吹き飛ばされ、
部屋の内部はかなり壊されたが、かすり傷を負った程度ですんだ。
9時半ごろ、勤務先の中国新聞社に向かうべく自宅を出た。京橋川にかかる御幸橋（爆心地の南南東約2.2K）
まで来てみると、市の中心部は炎と煙に包まれ、傷を負った人々が陸続と逃れてくる。サイレント映画の
ひとこまを見るような呆然たる一瞬であった。気が付いてみると負傷者はみな衣服は引き裂け、頭髪は
ぼうぼうとなって灰をかぶり、そして顔といわず腕といわず全身いたるところ熱傷を負って赤紫色に
膨れ上がり、中には皮膚がはがれて垂れ下がっている人もいる。
西詰めの交番の前で警官が一人、油の一斗缶を抜いて火傷を負った人々に応急手当をしていた。
その傍らには力なくうずくまり、あるいは仰臥して動かぬ人たちが・・・
レンズを向けたものの、松重は容易にシャッターを切れなかった
「心を鬼にしてシャッターを押した。近づいて2枚目を撮る時はファインダーの向こうでは涙でかすんでいた」
（写真５，６）
↑この写真５，６をうｐしてー・・・すげえ悲惨な写真だよ、リアルはだしのゲンだ