03/09/17 23:33
そこには剣道の防具をすべて装着した(竹刀も持って構えてる)人が立っていたのです。
M君は 「あの…先生?」と声をかけました。
そして、その剣道具を装着した人がM君に気づいたと思うと、
すごい勢いで迫ってきたのです。
突然の事に驚いたM君は、道場の中を逃げ回っていましたが、
立てかけてあった竹刀を手に取ると、迫って来る剣道男?に向き直り、
斬りかかったそうです。
ところがその剣道男、無茶苦茶腕が立つ相手だったらしく、
レギュラーだったM君でもまるで押されっぱなしだったそうです。
また防具を付けてなかったので、肩や腕に剣道男の竹刀が当たった時に
どうやって逃げよう、と考えてたそうです。
M君は相手の竹刀を受けながら出口を自分の背に来るような体制に持っていくと、
竹刀を相手に投げつけ、その隙に階段を下りて武道場から転がり逃げたそうです。
武道場から振り返ると、薄暗い2階の窓からさっきの剣道男が
じ…っと、M君のことを見下ろしていたそうです。
M君は我を忘れて全力で逃げて逃げて逃げまくったとの事です。
あれは単なる練習をやってる人だったのだろうか??
しかし後日部活仲間に聞いても、その時簡は学校にいなかったそうです。
顧問の先生も帰宅した後だったそうです。
今だに謎らしいです。仲間も顧問の先生も笑って信じてくれなかったそうです。