03/10/15 13:37 ZkxkaKuX
レガシィに搭載しましたスバルACT-4は、電子制御式
多板クラッチによって、基本のトルク配分を前:後 60:40
とし、前後4輪の回転数、ハンドル舵角、アクセル開度に
応じてトルクを100:0~50:50まで最適制御しております。
具体的には、以下のようになります。
1)前後輪に大きな回転数差が生じた場合
滑りやすい路面状況と判断、50:50とします。
2)ハンドル舵角が大きい場合
タイトコーナーブレーキングの抑制のため舵角に応じ
100:0~80:20程度とします
3)速度が小さく、かつアクセル開度が大きい場合
トルクを効率よく路面に伝えるため、50:50とします。
4)通常時
60:40とし、AWDらしい安定感のある走行フィールを
実現しています。
上記の他にも、ABSとの協調動作、エンジンブレーキ時の
リバーストルク配分など、きめ細かな制御を行うことで、
AWBとして世界トップレベルのアクティブセーフティーと
スポーティーな走行性能を実現したものと自負しております。
なお、2L NAエンジン搭載車種におきましては、トルクの
絶対値があり余るものではないこと、後輪への駆動力配分が
最大でも50%であること、不整地・悪路での走行が主体では
ないことを考慮し、リアLSDのオプション設定をしておりません。
今後ともスバルAWDをよろしくお願い致します。