03/06/11 01:30
>>762
小説版でも、ほんの数ページの短い話。
ある家に生まれた赤ん坊は、頭がとても重くて大きく、
この子はとても無事に育つまいと思われた。
しかし予想に反して、子供はすくすく成長した。
頭が重いので、体を引きずるようにしながらも生活していた。
ある時、頭をひどくぶつけて、両親は子供が死んでしまったか!?と慌てたが、
頭にわずかな傷があるだけで無事だった。
そして傷には小さな金のカケラがついており、両親は
その子の脳みそが黄金で出来ていることを知った。
両親は驚いたが、それ以降子供には「人さらいが来るからね」と言って
表には出さずに、家の中で大事に育てた。
そして子供が18歳になった時に、その体の秘密を本人に打ち明けた。
ここまで大事に育ててきたのだから、お前の黄金を
ほんの少し分けて欲しい、とも。
子供はどうやってかはわからないが、クルミ代の黄金を取り出して両親にやった。