03/06/16 20:34
あんまり大した話じゃないかもしれないけど・・・
昔通ってた小学校はけっこう歴史のあるがあり、俺がいた時で築100年を超えていました。
新校舎、旧校舎とあり旧校舎は特別教室(理科室等)になっていました。
すぐ隣には寺があり、まあよくある話で墓地をつぶした土地に立てられた学校でした。
これまたお決まりのように七不思議もあり(中身も良くあるパターン。段数の変わる階段、動く肖像画など)いかにも「出そう」な雰囲気。
しかし、残念ながら学校では、実際に幽霊を見たことはありませんでした。
・・・ただ、たまに不可解なものが見つかるのです。
3ヶ月に一度は猫の死体を。通気孔では鳥の死骸を。そんな学校でした。
まあ、これらは説明がつきます。猫はいたずらな小学生が殺したのかもしれない。鳥はきっと巣作りの最中に落ちたのかもしれない。
ただひとつ不可解だったのが。
窓のサッシってありますよね。あそこはちょっとした溝になっていて背の低い小学生には死角になっています。
ある日、旧校舎での授業が終わって新校舎に戻るとき。
なんとなく窓のサッシが気になり、そこへ手を入れてみました。なにか細長いものが手にあたります。
そのままその細長いものを掴み取り見てみました。
線香でした。
全ての窓のサッシには線香が敷き詰められていました。
なぜあんなところに線香があったのか?なんとなく怖くなり、先生には言えませんでした。
自分なりの答えもまだ出ていません。
ちなみにその小学校は過疎化のため、近いうちに廃校になりそうです。