ほんのりと怖い話スレ その13at OCCULT
ほんのりと怖い話スレ その13 - 暇つぶし2ch507:あなたの後ろに名無しさんが・・・
03/06/12 18:17
続き
話し掛けたことは、何でも無いようなことと思う。
「Kくう~ん、今、帰り?」とか、「いつも一人で帰ってるの?」とか、
友人が話し掛けていた。
と、途端に、K君が泣き始めた。おろおろする友人と、「どうしたの?」と
聞いていると、通りかかったらしいおばさんが、ヒステリックに怒鳴りはじめた。
「あんたたちが泣かしたの?」と自分たちに詰め寄ってきた。
「違うんです!」と言ってもヒステリーなおばさんは聞いてもくれず、「学校にいっとかなきゃね」
と言って、う~う~。と唸るような泣き方をしたK君をあやしながら、自分達の
学年と組を聞いてきた。友人と自分は怖くなって逃げ出した。
そんなことがあってから、K君を見たら、いつも逃げるように視界に入らないように
離れていた。
中学生になってから、父の昇進を告げられた自分は、初めて家に住めると聞き、
有頂天になっていた。引越しの日、学校を早引きしてから自分の部屋になる
6畳の部屋に荷物を運んで、廊下の突き当たりの天井に近い所に物入れを発見した自分は
そこにも荷物を置こうと椅子を持って上を覗いた。
左の、白い壁の部分にひらがなで
   ば け も の の す む い え
と書かれていた。その字を見た途端にぞっとし、お母さんに、
「お母さん、前住んでた人って・・・?」と聞いた。
母は、「ああ、Kさんって人よ。」と教えてくれた。
10年以上たっても忘れられない。


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