03/06/16 23:51
俺のじいさんではないが。
バイト先の現場にいた鉄骨か鉄筋の溶接の親方。
80過ぎてさすがに現場は息子に任せていたが、元気そのもの。
南方でインパール?作戦に参加して中隊で7人しか生き残らなかったそうな。
その話を始めると、周りの職人が「また始まった」と笑ってた。
それで、印象に残ってるのは戦場の話ではなくて・・・
「(鉄筋を眺めながら)どんどん入れる鉄筋が多くなってくるなあ・・・おいボウズ(俺)、なんでこんなに鉄筋入れるか知ってるか?」
俺:「え?やっぱり地震とか・・・」
「馬鹿、違うよ・・・」(急に声を潜めて)
(てっきり業界の裏話とか癒着とかそんな話かなあなんて思ってたら)
「前の戦争じゃ、鉄がなくて負けたんだ、だから今のうちに建物に鉄をいっぱい仕込んでんだよ・・」
じいさん、戦争に負けたのは鉄が無かったからじゃないよ。
それにビルから鉄筋を引っこ抜いて戦車を作るような戦争をもう一回したいのか。
と言いたくなったが、きっとじいさん一流のジョークだったのだろう・・・