05/05/26 01:58:55 dAS1CfjC
「勉強会」の内容は、約2時間にわたって「先祖供養がいかに大切か、その
ためには仏壇をまつり、墓をつくることが大切である」との持論を繰り返すだ
けで、易や宗教に関心のない者にとっては、かなり退屈だそうです。(あと、
途中で出てくる「○○をしないと不幸になる」式の脅しの数々も、原因と結果
を結ぶ論理的な過程を一切不問にしているので、聞いててさらに退屈になるそ
うです)
次に「個人鑑定」のことですが、『京都に蠢く懲りない面々』に参加された
方の話が載っています。
その方によれば、個人鑑定は、京都市右京区にある宗教法人「大国教会」で
行われたそうです。鑑定料は30分で10万円。
細木数子は、相談者が事前に用意した家系図に目をやりながら「このままだ
となお不幸が続く。救済は先祖供養しかない」と、細木流のお墓を建てるよう
に勧めます。総額で1800万円。ちゃんとローンが用意されていて、すぐ契約で
きるようになっているそうです。また、細木数子の側にいるのは墓石業者(本
の中では実名)の社員。このあたりの繋がりは『昭和虚人伝』が詳しいです。
次に効果ですが、これについては『霊・因縁・たたり』の中に、個人鑑定で
800万円の墓を買った人の話が載っています。
結果としては、執拗な勧誘により「一種の思考停止状態に陥って、返済の目
途のないまま」借金をして墓を買ったため、「運勢が上向くどころか、たちま
ちその返済に窮し、他に収入の途も無かったことから経済的に追い詰められ、
借入金返済の重圧に苦しみぬくことになった」そうです。(その方は、93年に
佐賀地裁に訴えました。ここに書いたのは、そのときの訴状の一部)
このほかにも、細木数子の実弟の話があります。彼女の弟はこれまでに選挙
に6回出馬し、全て落選しています。細木数子の支援があったのにもかかわらず
です。