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☆円高 100円を突破 12年4ヶ月ぶり
13日の東京金融市場は円ドル安が急速に進み、95年11月らい12年4ヶ月ぶりに1㌦=100円を突破、一時99円77銭まで円が買われた。円急高騰で輸出企業の業績が悪くなる心配が広がり、株式市場では日経平均株価の終値が2年半ぶりの
安価になった。米国景気の先行き不安は衰えず、ドル安流れが止まる兆しは見えていない。
【東証終値427円安 2年半ぶり安値】
東京外為市場市場の円相場はドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継いで朝方からドルを売って円を買う動きが強まり、前日に比べて一気に3円以上も円高が進んだ。午後5時時点は、前日同時刻と比べて2円90銭円高ドル安の1㌦=
100円17~20銭。ロンドン市場が開いた午後5時過ぎには1㌦=99円77銭まで値を上げた。ニューヨーク市場でも一時99円台に入ったが、正午(日本時間14日午前1時)時点は、1㌦=100円58~68銭。ドルは対ユーロでも売り込まれ一時1ユ
ーロ=1.56㌦台をつけ、史上最安値を更新した。米欧の5中央銀行が強調した大量の資金供給で、前日はドルを買い戻す動きも見られたが、市場では米国の金融不安の改善には時間がかかるとの見方が強い。芸国が大幅利下げに踏み切ると
の観測も売りの流れを加速させた。「今後発表される米経済指標の内容が悪ければ、1㌦=95円程度まで円高ドル安が進むこともありうる」(大手銀行為替担当者)との見方も浮上している。東京株式市場では、東証1部上場銘柄の86.8%が
値下がりした。日経平均株価の終値は前日比427円69銭安い1万2433円44銭。10日につけた今年最安値(1万232円)を更新、05年8月末以来2年半ぶりの安値だ。取引開始後から、自動車、電機など輸出企業株中心に売られた。午後に
入ると米ヘッジファンドの経営不安も一部で報じられ、「売りが売りを呼ぶ展開」(大手証券)に。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は前日比39.26ポイント低い1215.87。日本銀行の福井俊彦総裁の後任人事
の迷走で「総裁空席」になれば、海外投資からの「日本株売り」につながるとの指摘もあり、「株価が1万2000円を割る事態もある」(同)との見方もある。