08/02/17 10:59:51 CeD+QhTB
日本に弩や盾が普及しなかった原因を述べよう。
結論からいうと、弩や盾は戦闘の素人が、正規兵と互角に戦える為に
編み出されたものである。日本の場合、戦いとは必ず武士が行うもの。
戦とは武士の専売特許だったのだ。欧州や中国のように、大多数の軍勢が
ぶつかり合い、一日に何万何千の兵力が損耗していく中では、戦の素人である
農民まで借り出す必要があった。熟練していない兵を正規レベルにあげるには
弩や盾は必要不可欠だった。
日本では、戦は武士の専売特許だった為、太刀や弓といった多様な技術を
要する武器を使っていた。もし、盾や弩が普及しようものなら、武士の専売特許が壊れ、
武士の優位がなくなってしまうからだ。
太刀や弓による多様な技術を要する一騎打ちをベースにした戦方法だったかいも
あって、蒙古襲来時、接近戦の斬り合いにかけては、モンゴル軍を圧倒したのだ。
また、第二次大戦でも白兵戦は世界最強だった。