08/03/08 19:33:02 o43UDBHB
於義丸「僕…これからどうなるの?
爺達のような重臣にいきなり『預け』られた母上から生まれて…
そして会った事も無い愛情なんかない父上の元へ連れて行かれる…
僕これからどこへ行くの?」
本多重次「殿は…築山殿の悋気を心配してるだけだ…
若君がこれからどうなるのか?儂の考えでは多分こうだ…
まず君は一門衆に紹介される。
庶子として家督は継げないかもしれない…
でも東海をたいらげて殿が領地を増やし…
その成果若君は幸せになるんだよ…
儂の殿はそういう『力』を持った人だ…
さあ…手を貸そう。立ってお父君に会うんだ」
於義丸「不安でしゃがんでたんじゃないわ!
ずっと馬に乗ったままだったから足腰が弱くなったのよッ!」
於義丸「僕…見たことも無い父上の事…好きになれるのかしら?」
本多重次「そんなことを心配する親子はいない」
於義丸「そうよね…その通りだわ…
そんな事心配するなんて…おかしいわよね…」
本多重次「着くぞ!『浜松城』だ…」