08/07/18 18:24:45 Hajg8P7t0
>>7の続き
新幹線や飛行機、夜行バスに押され、「利用率が低い」のが廃止の最大の理由で、
「車両が老朽化している」「夜間の要員確保が難しい」などの事情もある。
JR東日本の調べでは、JRが発足した87年のブルトレ利用者数と比較すると、
東京から西へ向かう路線全体の利用者は05年には21%にまで落ち込んでいる。
例えば、「はやぶさ」は東京駅を午後6時過ぎに出発、熊本駅に着くのは
約18時間後の翌日正午前。飛行機なら2時間もかからない。
ブルトレの一般的な定義は、14系や24系と呼ばれる青い塗装の寝台車を
機関車が引っ張る特急列車(銀河は急行)。
現在、東京と九州、北海道、大阪と東北などを結ぶ9路線がある。
このほか、電車タイプの寝台特急である「サンライズ出雲・瀬戸」
(東京―出雲市・高松)や、比較的新しい車両の豪華寝台特急である
「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)や「カシオペア」
(上野―札幌)がある。
ブルトレの歴史は、56年に営業を始めた東京―博多の「あさかぜ」に始まる。
あさかぜは58年から冷暖房完備の新型車両に編成を変えて以来、
「走るホテル」と呼ばれて親しまれたが、乗車率が2割台に落ち込み、
05年春に廃止された。
JR各社は、関係部署の担当者による通称「ブルトレ会議」で、ブルトレの
将来について検討を進めている。ほかの路線についても、新幹線の開業時期などに
合わせて廃止することを視野に、検討しているという。
続く