08/08/23 23:45:37 3qznUXgj0
>>605-606
富士市と富士川町の関係は、中部と西部の境界における島田市と旧金谷町の
関係に似ているといえる。
島田市と旧金谷町の場合も間を流れる大井川が駿遠両国の国境で、金谷町は
遠江側に含まれる自治体だったが、実際の人の流れという点では金谷町は
島田市との関係が密接だった。
ただ金谷町が島田市に合併されて、行政区分上の中部・西部境界が名実ともに
西へ動いたからといって、中部の東海道線を走る島田止まりの電車が金谷に
伸びたわけではない。
それまでと同様に、島田駅・掛川駅がそれぞれ中部・西部の区間列車の折り返し
駅として扱われ、その間の区間はいわば本数の少ない閑散区間。
ただ人の流れという意味での本当の切れ目は閑散区間の真ん中にあっても、
実際の系統分割駅はその閑散区間の両端の駅である、ということは珍しくない。
それは閑散区間というのは人の流動が少ないこともさることながら、
区間内途中駅の利用者が少ないというケースも多いから。
要は閑散区間で乗車している客には、途中駅の利用者よりも、閑散区間の端から
反対側の端の駅まで乗り通す人のほうが多い傾向がある。
そうした点では、系統分割駅はその地域圏全体から見れば、端に位置するが
閑散区間に入る直前の駅が好まれる。
西のほうで言えば、関ヶ原越えの区間では、関ヶ原駅で系統分割をせずに
閑散区間の両端の大垣と米原でそれぞれ系統分割をしているのも同様だろう。
東部と中部の境界の場合も、富士~興津が同様の閑散区間だと考えれば、
束管内からの東部への直通列車や東部だけの区間列車は富士で折り返し、
西部から中部への直通列車や中部だけの区間列車(あれば)は興津で折り返し、
富士~興津の間は本数は少ないがさらにその途中駅で分割はしないというのが
ベスト。