08/03/31 23:53:07 ZNyJ08gI
>>86
間違いですね。
検出力とは、偶然ではなく真に正しく聞き分けている場合に、あらかじめ設定された有意水準で
有意差ありと判定できる確率です。逆にいえば、検出力80%とはβエラーすなわち真に正しく聞
き分けているのに有意差があるとはいえない(つまり聞き分けているのか聞き分けていないのか
結論保留)という結論を与える確率が20%という意味です。ただしく判定できた比率とは直接の
関係はありません。
必要な試行回数を決めるためα=0.001 β=0.2 以外に必要な条件として、二種類のケーブルの
どちらかが提示される確率=50%、試行者がケーブルを正しく判定できる確率=x%(このくらいは判定
できないと実質的にメリットがないと考えられる確率)の条件を入れて必要試行回数を計算するに
は、パワーアナリシス・例数設計専用のコンピュータプログラムを使うのがよいでしょう。nQuery
Advisorが最強との評判を得ていますがお金がかかるので、手計算でもできないことはありません
からこの際勉強して例数設計してみてください。
なお検討してみないと確たることはわかりませんが、α=0.001、N=30およびケーブルの提示確率
50%、正しく判定できる確率=80%では、検出力は50%までいかないのではと思います。つまり仮に
正しく聞き分けられていたとしても半分以上見逃しです。
ちなみに私はもっぱらカナレのみ。スピーカケーブルの端末処理はしっかりと。スピコン付きの
モニタのためにスピコンも使用しています。いわゆるケーブル肯定派であるとは自分では思っ
ていません。