08/08/10 18:10:33 XCk3hM9d0
「心を読む機械とタイムマシーン」スレの167。話せば、もっと長いが、この老人とその代理人がいた。
中国に天と呼ばれる七千歳を超える不老不死の人が生きている。
その保護が中国機密だ。天の本名は忘れたが、樹齢八千年の大木のもとで暮らしていた。
中国の機密機関の名前も天と呼び、現役の天はおれが会った中でも飛びぬけて賢い人の一人だった。
中国には、歴代の天と呼ばれる人が大勢おり、寿命の長さで位が決まっている。
寿命六千歳の天が非常に優秀で、本名をウゴルといった。
天は何でも十でひとまとめにして、ものを数えるため、十一進法で数が数えられていく。
そのやり方が単純でまた賢い。
他にも、天は会った人の眉毛をいきなり抜くということをして、その反応から、
その人物への対応の仕方を一瞬で決めてしまう。危険人物の中を眉毛を抜くだけで平気で歩く天は、
非常に賢い人に見えた。眉毛を抜かれて、いきなり怒ってくる人物は意外に少ないのである。
それだけで、敵としては安全だと判断されるのだ。
天はみんな不老不死の薬を飲んでいる。七千年前から不老不死の薬が実在した証拠であり、
中国の天は、真実の歴史を知るうえで非常に重要な人物である。
天に心を読む機械をかけてみたところ、七千年の記憶を見事、記録することができた。
おれを踏み倒した機密員の誰かが研究していることだと思う。