08/07/15 23:32:53 rDJY5M0CO
それから姉は俺達の紹介を聞く前にさっさと部屋の奥に戻って行った。
「ああ言う奴なんですすいません」とドアを閉めながら取り繕う父親は更に痛々しかった。
いやあれ「ああ言う奴」で片付けられるレベルじゃないし。そのあまりの異様さに、失礼だとは思ったが俺は「〇〇(姉)さん何か病気なんすか?」と聞いた。
「いや病気じゃないんだよ。あいつは…変わった奴で…」。
歯切れの悪い答えしかかえってこなかった。
俺はその晩母親に真剣に引っ越し中止を勧めたが、もう籍をいれてしまったのでそう簡単には行かないようだった。
あげく俺の部屋は姉の部屋の隣になった。半年後には仲良くなる名目でご飯渡しまで任された。
母の再婚は中1の春。
最初の1年くらいは死にたかった。