08/08/13 00:37:53 Vq7vlcfw0
>>642の続き
「またか・・・」
さっきはすぐ聞こえなくなったが今度は断続的に聞こえてくる
「なんなんだよ・・・」
気味が悪くなってきたので音の主を確かめようと立ち上がった
するとまた青い鳥が飛んできた(もしかしたらずっといたのかもしれない)
崖の下、俺が登ってきたほうの木にとまってこっちを見ている
「・・・なんだよ」
思わずぼやくが返事など返ってこない
その変わりもう一つ下の木に飛び移った
こうなってくると音の正体も知りたいが鳥の真意も知りたくなるのが人ってもので
気味の悪い音より鳥のほうがましか、っとか思って鳥を追いかけ始めた
下りも登った時と一緒で、俺が下りると鳥も一つ下の木に飛んだ
登山道に出るともう12時をすぎていて驚いた
山頂に行くだけなら1時間とかからない山だ、知らず知らずに奥まで入ってしまったんだろうか
頭でワカランゾウを躍らせながら登山道を歩いていると鳥も間隔をあけてついてくる
「だーから、何なんだよお前は」
顔を向けると鳥は飛び立って、しばらくすると近くの枝にとまる
そんなことを繰り返しつつ山の入口まで来た
舗装された道まで出ると鳥は追いかけて来なくなった
「・・・まーた来るさ」
なんとなく手を上げて山を後にした
まぁそれだけの話なんですが
文章下手ですみません