08/07/20 14:36:57 mVwWsgpt0
友人から聞いた話です。
私が子供の頃、その友人と山に虫取りに行き
友人が迷子になったことがありました。
私の地元の山は熊が出ることがあり、危険なのでスグに大人達に
知らせに行き山狩りが始まりました。
私が留守番役の大人と一緒に集会所で待っていると
「ドンドン、ドンドン」
と、集会所の戸を叩く音がしました。
一緒に待っていた大人が戸を開けると、友人が立っていました。
「どうした?一人で帰って来たのか?怪我は無いか?」
と矢継ぎ早に質問をする大人に「うん、うん」と友人は返事をして
「みんなを呼んでくるから、お前達、ここでじっとして待っとけ。」
そういって、出て行きました。
「どうしたんだよ?どうやって帰ってきたんだよ?」
私が質問すると、友人は
「靴紐結んでる間にお前がいなくなってさあ、怖くて怖くて
泣いてたんだ。そしたら、ドテチンみたいなおっさんが出てきて
集会所の裏口まで連れて来てくれたんだよ。」
彼は帰って来た大人達にも同じ話をしていました。
「嘘つけ!」と怒られるかと思いましたが、大人達は
「ああ、なるほどなあ」「やっぱりなあ、お礼にお供え持っていくか」
とそんなことを話していました。
あれから、20年近くたちました。
友人はあの時のことを今でもはっきりと覚えてるそうです。
しかし、ドテチンみたいなおっさんの正体とかは聞いても分かりません