08/05/23 16:40:24 p8ebkjvx0
>>855
福田首相はJJ氏の言う人気のある政治家かどうかは解りませんが、彼の問題の処理の仕方は、
安陪元首相と同様国益重視であり、実はかなり上手いのではないかという見方もありますよ。
・毒餃子事件の対応
→原因究明できないまま、うやうむやに済ませてる
（→その結果、中国産食品の危険性が国民的な認識となり中国からの食品輸入が壊滅状態になりました。
しかも、この間国際的な緊張を高める政府規制は一切無し。今回、日本は法に従って警察の調査を粛々と
進めただけなので中国側も日本の対応を批判することが出来ませんでした。
この件に関しては当時一世を風靡した”外道モナー”と中国の対話のカキコが実態が良く解って面白かったです。）
・チベット問題
→事件発生当初から中国よりの発言が目立つ
世論の高まりを受けて懸念を示すも、中国に配慮して踏み込んだ発言はなし
（→外交関係の悪化が直接的な影響を受ける隣国日本としては、相互間の関係を極端に悪化させない
なかで中国が勝手に自滅してくれるのが一番良いのですね。
今回の日本の対応は、チベット弾圧に対して穏当な批判を伝えるにとどまり、あえて中国を強く
非難しないというものした。すでに国際世論は中国に対して充分批判的になっており、
それ以上中国を追い詰めてもチベットの状況も改善しないし日本にとってもメリットが無い状況でした。
中国を強く刺激すれば日本国民の感情は満足すると思いますが、それは同時に中国人の反日感情を
刺激することになり、中国国内に反日運動の激化を通じて中国に危険な内乱の目を蒔くことになってしまいますからね。
日本政府はそれをわかった上で今回あえて中国を刺激しなかったんですね。
だから、中国政府は今日本政府に感謝していると思いますよ。
これは重要なことです。反日運動を刺激するしないという外交カードは既に日本にあり、
福田首相はそれを充分意識して使っているということだから。だから、国民の感情は納得しないかもしれないものの、
日本政府としてはあの対応はありなんだと思います。）
（次レスへつづく）