08/05/22 01:10:10 IRInJdDo0
「……おれが見たのはもう降ろした後だったから…でも聞いた話だと廊下側で吊ってたってよ。
廊下を歩いてたら影が見えたんだって。」
それを聞いて僕は全身の力が抜けるようだった。昨日の液体は何だったのか、
自分の中でもう答えは出ていたが、確認する気にはなれなかった。
その後も友人は、部屋がひどい臭いだったとか、床に体液が流れていたとか言っていたが、
僕はもうそれ以上聞きたくはなかった。
もしもあの時、306号室でなく305号室に入っていれば、
もっと早く発見出来たんじゃないだろうか、
そうすれば彼は助かったんじゃないだろうか、
それを思うと僕は未だに少し悪いことをしたなと、思い返す時がある。
以上 話にしてみるとあまり怖くないかも