08/05/26 23:37:59 pmA6lbVv0
>>663
>>666
なんか他にも似たような民話がなかったっけ?「歌う髑髏」みたいな題名で
怠けた無一文男が真面目な小金持ちを殺して、髑髏になった真面目男と再会するまでは一緒なんだけど
その真面目男は「今はもう怨んでないよ、むしろこの髑髏っぷりを生かして一緒に儲けようぜ」と誘う
怠け男は町で骸骨に歌を歌わせて評判を呼び小金を稼ぎ、
そのうちどんどんと噂は広まりついにはお殿様から「うちの城でも髑髏の芸が見たい」とお声がかかる
男と髑髏は大喜びで宴会の席に通されたのだが、いざ芸を…という時になっていきなり髑髏はうんともすんとも言わなくなる
男は「なにやってるんだ、早く歌えよ」とあせるが、結局殿様には「髑髏が歌うなどと嘘をつきおって!!」
と首をはねられて殺されてしまう…
奇しくも真面目男と同じ殺され方をした怠け男の首を前に、髑髏はゲタゲタと笑う
殿様の前と言う一番公的で人の目がある場所で自分を殺した男の罪を明らかにしたのでした、という話
無関係な人まで巻き込んだあたりがトラウマだったな…
普通こういう話だと怪奇現象は人前では起こらないだろうという思い込みがあったんで