08/05/13 21:43:27 34FF4Hhw0
>>662
まだわからないですねぇ。成人になるまで公の発言が伝わることもないので。
現在、反ダライラマを鮮明にしている共産党下の高位の活仏は、
ほとんどがチベット動乱の時に幼少で亡命できなかった世代で、
もっとも反ダライラマが強かった時代に教育を受けています。
それらの活仏は現在は共産党の役員にも名を連ねており、ほとんど僧侶として活動しません。
強烈な反ダライラマ派のツェモンリン5世は妻帯して子供もいますし。。
それでもこの世代の高位活仏の1人であるクンブム寺(タール寺)の最高活仏アジャ7世は、
共産党から党の要職を与えられ、さらに執拗に偽パンチェンラマ11世の支持と
反ダライラマを強要されましたが、彼はダライラマ支持を持ち続けました。
でも結局、1998年にアメリカに亡命してしまいましたけど。
またチベット騒乱の時に亡命をしなかった成人の高位活仏は、
数年から十数年間も投獄されるなどの仕打ちに合いましたが、
ダライラマへの信仰を捨てずにいます。ただこの世代は高齢であるので入滅される活仏が多い。
最近ではラプラン寺の四大色赤の1人であるグンタン6世が例に挙げられます。
強いダライラマ信者であり、自分の転生に関して共産党を牽制して、
遺言で「ダライラマの認定を受けた者だけが自分の転生である」と書き残したぐらいです。
しかし、共産党はその遺言を無視して7世の転生を認定しました。
もちろんダライラマは認定を拒否し、6世の親族らも共産党認定グンダン7世を転生者として認めていません。
ただ1980年代以降、共産党がチベット文化の保護に目を向け始めたのも事実で、
若い世代の高位活仏らはダライラマへ尊敬の念を持っているといわれています。
パンチェンラマ10世は共産党に強制的に妻帯させられましたが、
現在中国在住のパンチェンラマの娘はダライラマ14世の心づかいに感謝の言葉を公に表しています。
またカルマパ17世をダライラマと中国政府が双方で認定してものその流れです。
その結果カルマパ17世の亡命を生んでしまったわけで、
現在再び活仏への思想統制が厳しくなってるのではないでしょうか。