08/03/19 23:14:15 ZJO4yxg20
スレ立てなど初めてなのですが、どうしても気がかりなことがあってお聞きしてみます。
私が小学生だった20年ほど前、学校でこんな噂が広まりました。
「このへんでネコを見なくなってるのは、じょうもんきょうが儀式で捕まえるから」
「儀式をやってるところはすごく臭くて、何かの骨がいっぱい落ちてるのを見た子もいる」
「じょうもんきょうの家に近づいた子が行方不明になった」
「じょうもんきょうに見つかったら、殺される」
“じょうもんきょう”を漢字でどう書くのか分からないのですが、
当時子どもの感覚では、そういう得体の知れない宗教的な集団があって、
その信仰のために気味の悪い恐ろしいことを引き起こしているのだと思っていました。
じょうもんきょうの噂を信じる子は多く、みんな怖がりながらも
「じょうもんきょうに聞こえないように」と声をひそめてその話をするのが流行りになりました。
私もその輪に加わっていましたが、内心は半信半疑でした。
でもある日、いつもの通学路をひとりで帰宅していた私は、ヘンなものを見つけたんです。
道に沿って作られている、幅50センチくらいの用水路に、
水量が少ないせいで川底にひっかかって、何か四角い色鮮やかなものが水面に浮かんでた。
近づいてしゃがみこむとそれは、木でできた15センチ四方ほどの額でした。
木肌のままの枠の部分以外はペンキっぽい塗料でピンク色に塗られていて、
その真ん中にはねずみの死骸が、虫ピンみたいな物で突き刺して固定してありました。
私は見るなりゾッとしましたが、信じられない思いから
しばらくその額から目を離すことができませんでした。
「じょうもんきょうは儀式の最後に、死体をピンクの箱に入れて川に流す」
噂にはそんなものもあったんです。
恐怖がこみ上げてきて、半泣きで家まで走って帰ったのを覚えています。