08/06/25 17:55:21 yomMIycIO
>>929
>>930
>>933
父性に偏ることでキリストの本来の姿も歪められたのだと思います。
本来のキリストとは、父なる神に抗する存在であり、その愛の力によって強大な父性を呪縛しようとします。
自我を付与され母なる神の支配から独立することで、人類は初めて自らの愛する力に目覚めます。
母なる神の内側から外側へと移行すると、人類の愛の形は依存する愛から自立した愛へと変容するのです。
人類の自立した愛とは、母性を治めて父性を牽制する力のことです。
意識に内面化された父性と母性に均衡を齎して双方を和合させる力なのです。
愛とは誤解の多い言葉ですね。
他者に依存してもたれ合うことが愛なのか、自分のエゴを他者に強要して支配することが愛なのか。
愛の誤解は、本来の自分を見失わせます。
キリストが説いた愛とは、このような迷妄から人類を解き放つ方向を示すものなのです。
これが私の理解するキリストの福音のエッセンスです。
正統教会から異端とされ排斥されたグノーシス派という教派があります。
こちらの福音書にあるキリスト像のほうが真実に近いのではないかなと思ってます。
ただこちらではキリストは愛について説いてる個所がほとんどありません。
私はキリストの本来の姿が正しく伝わっていないところが、ひっかかるんですよ。
だからこうして書かせていただきました。