08/03/06 01:25:06 fEwGLJS90
信じようと、信じまいと―
1981年のイギリス。ある男が友人の家に行くために、ロンドン地下鉄のとある駅を利用した時のこと。
彼はふと、以前何も無かったところに下へと続く階段が出来ているのを見つけた。
どこへ続いているのかと興味を持た彼は、その階段を下りていった。
その先には見慣れないホームがあり、妙に古臭いスーツを着た人達が沢山いて、皆不思議そうに彼のことを眺めた。
彼がいぶかしんでいると、一人の男が小銭を落とした。男はそれに気づいていないようだったので、彼はそれを拾って男に渡そうとした。
彼は暫く男を追ってうろうろしているうちに迷ってしまい、いつの間にか駅の外に出てしまった。
彼は諦めて友人の家に向かい、雑談の中でその話をした。すると友人は困惑しながら、
その駅は地下2階までしかなく、地下3階は1912年に路線が廃止されて以来使われていない、と言った。
彼が驚いてポケットにしまったコインを取り出すとと、
それは80年以上前に鋳造が終了した古い1シリング硬貨だった。
彼が下りた場所は、いったい何時だったのだろうか……