07/10/21 15:59:15 q4fF/ouD0
信じようと、信じまいと―
英作家キプリングは正装して大理石の広いホールにいた。何かの行事に出席しているらしく
式が終わって皆で出口へ移動を始めたとき一人の男が彼の胸をつかんで「一言話がある」
という夢を見た。 一月後、彼は公式行事に出席することになった。 その光景は夢とそっくりで
式が終わって出口へ動き出したそのとき見知らぬ男がキプリングの袖を掴まえて「お話がしたい」
といった。 ただそれだけの話だがあまりに夢で見たとおりに事が運ぶので気味が悪かったという。