08/03/01 01:08:43 f59fIlz+0
>>399
亀ですが。
高浜からは小母さんたちが野菜や魚を売りに来てました。
学校の隣に小さな船着場があって高浜からの船着場でした。
市場にお使いに行くと小母さんが顔を覚えてくれて、いつもおまけに何かくれました。
夏には高浜の海水浴場行きの小さな漁船が出ていて、
半時間程乗船して高浜まで行き、それから海水浴場まで歩きました。
夏には学校の校庭に櫓を組んで盆踊りもあった。
盆踊りが始まる大分前から夕方になると盆踊りの練習に行って
『端島音頭』や『東京音頭』で踊ったのが懐かしい。
昔はお盆には精霊流しも行われて船を学校の校庭まで運び、学校の隣の船着場から海に流しました。
精霊流しの後は海にスイカがプカプカ浮いてたけど長崎の青い海は本当にきれいだった。
イルカがよく群れをなして泳いでいたそうです。
端島を離れる時は次に住む人のために家族で部屋中を掃除しました。
閉山で島を離れた人たちも部屋を去る時に掃除をしていた光景をテレビで見ました。
部屋が荒らされるのは思い出を汚されるようで残念に思います。
閉山になった後に他所から来た人たちが船で島に入り、水道の蛇口さえ持ち帰り
端島成金になったと聞きました。