08/06/14 12:45:10 IaP9PFBY
>なぜ刀剣界は鑑定(つまり価格に密接)の話や本が圧倒的で、
>鑑賞の話は少なく本は皆無なのか?「
本を書く人がプロか、業者であることに問題があるのでは。
むかしは今ほどには作者の名前など気にしてなかったのでは。もちろん
高名な人は少なからずいたわけですが。いまはオリジナル性が異常なくらい
大事なものとされる。これを作り出したのは鑑定書付き流通というシステム。
偽銘だとわかった時点で、それまで涙を流して感動していた刀が興ざめして
ナマクラにみえてくるらしい。これはおかしいやね。
421が鑑賞の良い例では
>出来が良くても何故か最期まで身命を共にしたいとは思えなかったのである。
>それが何故なのか、私にとっては長らく謎だった。
その刀を作った人は、こういう時代にこんな生涯を送り、そして刀を作った。
ユーザーはそれを大事に使ってきた、という結びつきの中でものをみている。
ただ金筋がどうで地錵がどうこうというだけでなく、作者の情報までを含めて
感動している。これは教えられるものではないかもしれないけど。