06/07/12 09:42:04 g0VKKlz5
>>42
>そういう事例があるなら是非知りたい。
コンパニオンプランツとかですな。
今までは病害虫予防のみ注目されてきたが、
それだけではなく土壌の生態系の安定にも有効であると認知されてきた。
他者を攻撃する植物化学物質「アレロケミカル」は、
飽和状態の草原や森林に侵入して今までに蓄積された養分や有機物を
「強奪」する戦略を持つ植物が生産する物質だ。
だが勿論この「強奪戦略」の植物は次世代の子孫を今の場所に残すことは出来ない。
親たちが貯金を使い果たすからだ。
そこでその貯金を使って、種子を沢山生産しより遠方に運ぶように進化している。
そしてその「強奪戦略植物」の繁栄した後は、「低養分を狙う戦略植物」が進出する。
競争相手が少なく、自分好みの菌根菌を持つ事が容易な場所を好む植物が、
強奪植物の後に生えてくるのだ。
畑においても、この自然の各戦略の妙を模倣して、作物の混作や輪作をすれば良い。
そしてこれは「伝統農法」に伝わっている。
例えばスイカの後作に飼料ムギ~サツマイモを作るの様な輪作体系がある。
その土地の気候や地質に合った体系を組むと、障害など発生せず良好な作柄となる。
しかし最も手っ取り早い方法は、とりあえず何でも植えてみることだ。
「出来るものができて、出来ないものはできない。」から、出来たものを頂けば良い。
そして徐々に知識を蓄えれば、安定した収穫を得る事ができるあなた自身の体系を
見出す事ができるのだ。