06/07/12 09:06:33 g0VKKlz5
>>48
ほったらかしではなく、人間と自然とが共存できるように工夫する農業。
で、理解しやすく書籍も多く出ていて社会的にも関心が高い
「里山」の概念と、自然農は共通する事が多い。
里山とは、人間の住む場所(里)とありのままの自然(奥山)とを結ぶ、
「人間と自然が共存できるための緩衝地帯であり、その結果発展してきた
新たな生態系」である。
一般の人たちはよく理解できていない事だが、生物の多様性が発展するためには、
ある程度の破壊が必要。これを「攪乱」と呼ぶ。攪乱によって生態的地位が生まれ、
それを狙う種が生まれ、生物多様性が発展し自然環境が良好に保たれる。
その攪乱の役割を自然界では河川の氾濫や山火事や火山噴火が担っている。
農業においても、全く同じように考えていけば「共存する農業」が可能であるのだ。
ほったらかしにすれば勿論草たちに覆われて、畑はいつか原野に戻るだろう。
しかし、自然が行う河川の氾濫や山火事を、「人間が模する」ことによって成せばいい。
作物と草たちが、互いに共存するように人間が調整するのだ!!!
そしてその方法は、昔からの伝統農法にヒントが隠されている。
少なくとも、作物だけを作り、除草剤や農薬を撒き散らす「慣行農法」には、
知恵も工夫もない。あまりにも愚かな、愚か過ぎる農法だ。
これを読んだ貴殿が、知恵と工夫を生む知性の持ち主であると自負なされるならば、
自然と共存する農の道を探求すべきである。
しかし、暗愚の者どもは引き続き慣行農法を行い、互いに暗愚を称賛し合えば良い。