05/09/09 22:58:08
>>89
ご免なさい。正確な助言が出来ません。「ハードプラスチック」とは言っても、
固い塩化ビニール(いわゆるソフビ。名前と裏腹に配合次第で相当固くなります。)なのでしょうか、
それともスチロールやABSなのでしょうか。
メラミンフォームで磨かれたという事は、表面に細かな傷をくまなく付けた事によって艶が消えた訳です。
わざと艶を消す時にも使われる方法ですから。
ラビングコンパウンド等の研磨剤で艶を出すのは危険だと思います。メラミンフォームで付けた傷を削り落とすまで
磨かなければ艶は出ない訳ですから。塩化ビニールならば、特性上コンパウンド磨きで艶は出せません。
スチロールやABSなら艶が出るまで磨くとフェイスプリントまで一緒に削り落とされてしまう可能性があります。
プリント部分だけ正確に避けて磨く技術をお持ちであれば、スチロールやABSに限って言えば艶出しは可能です。
ただしプリント部分周辺はどうしても研磨が行き届きませんから、ムラが出ると思います。
最終手段としてはクリアー塗料で上塗りしてしまう事も考えられますが、アイプリントに使われている塗料の性質が
分からないと危険を伴います。シワが寄ったり溶けたりする事がありますし、缶スプレーでは無理が多いと
思いますので、エアブラシ塗装が望ましいと思います。
どこまで効果があるかは私も経験がないので不明ですが、比較的な安全な方法として、研磨成分の入っていない
水性ワックスで磨く程度が良いと思います。油性ワックスは樹脂を変質劣化させる可能性があります。
恐らくその「コレクターさんから譲ってもらうお人形」は、汚れを落とす際にも傷を付けない様に注意して
製造時の元から艶のあった表面の状態を保っているのでしょう。一度傷を付けてしまった樹脂を、
塗料を上塗りせずに滑らかにするのは、なかなか難しい事なのです。