06/05/17 12:40:19
糞垂物語
今は昔、糞垂の翁と言ふ者ありけり。
野山に混じりて糞を垂れつつ、万の事に使ひけり。
名も無き、二ちゃんねる者となむ言ひける。
その糞の中に、粒光る糞なむ一筋有りける。
怪しがりて、寄りて見るに糞の中光たり。
それを見れば、五分ばかりなる玉蜀黍、いとうつくしうてゐたり。
翁、言ふやう、「我、朝ごと夕ごとに食ふ玉蜀黍糞の中におはするにて、知りぬ。
糞となり給ふべき金粒なめり。」とて、手にうち入れて、家へ持ちて来ぬ。
妻の嫗に預けて嗅はす。臭きこと限りなし。