08/05/20 11:34:25 WG8KAVqg0
大型車のパーキングブレーキは近年タイプが変わった。
従来はプロペラシャフトにブレーキドラムがついていてこれでパーキングを
効かせていた。(センターロックブレーキという)デフによる減速で倍力
していたのだ。 これでも充分なのだが、さらなる安全性向上のため、
最近のタイプは「ホイールパーク」と言って、駐車時にも何らかの形で
常用ブレーキシューをがっちり効かせるようになった。(これを標準仕様にする
法改正もあった。) 一般的に用いられているのは「スプリングブレーキ」
というメカで、 これは駐車時に強力なスプリングの力で常用ブレーキをロックする。
走行時にはブレーキ用空気圧をチェンバーに導いてスプリングを引き戻し開放する。
走行中ブレーキ用空気圧が喪失した場合にも緊急ブレーキとなると言う安全装置も
兼ねている。 あと、ABS付随の電子メカとして、もし駐車中に逸走するよう
なことがあった場合、これをABSホイルセンサーで検知し、自動でエマージェン
シーブレーキが掛るというのもある。
乗用車とはちょっとワケが違う。 補足として聞き流してくだされ。