08/05/08 16:05:49 scMlpeA30
ウィーンで本物の室内楽を聴いた。
古い教会の小ホールは非常にライブ(間接音が多い)で、
それはまさに風呂の中の演奏のようであった。
目の前での演奏に感動したことは確かなので、それはそれで
お金を払った価値はあったと思うが、果たしてそれが
「良い音かどうか」はまったくの別問題である。
POPS&ROCK系のコンサートも然りだ。
・超低音過多&10kHz以上は無いに等しいナローレンジ
・聴こえる音の9割以上は間接音で、ほぼモノラル状態
そういった音を「本物」と呼ぶのは勝手だが、良い音ではない。
会場の音を「生録」して、あとで聴こうとは決して思わない音である。
結局のところ、オーディオを楽しむことと、コンサートを楽しむこととは
全く別物であるといえる。オーディオをコンサートや生演奏と比較する
こと自体が無意味なのである。