08/03/03 03:26:36 9Z4GhX/t0
俺も、知人から、ガソリンスタンドで何で水抜き剤を勧められるのか、
その効果は一体どれくらいあるのかを聞かれたことがある。
聞いてきた相手が恩師(工学部の准教授)で、
何故、冬はもちろんのこと、梅雨時でも入れる必要が有るのか
理論的に教えて欲しそうだった。
そのときは、どうしてなのか解らなかったし、ウチのSSでは
エンジン清浄剤(AXCELA)をお奨めしてたんで、
年中問わず水抜きをお奨めする理論武装のしかた、みたいな物を
店員の先輩方から教わらなかったんだ。
でも、今ならわかるかもしれない。
ガソリンをタンクローリーで製油所から持って来て、
SS地下タンクに入れる。このときは、新鮮なもんだからガソリン中の水分含有は少ない。
だが、タンクの中の液面は常に上下する。皆さんの御車のタンクにガソリンが入れられるにつれ、
地下タンクのガソリンは減り、代わりに減った体積分周りの空気が入ってくる。
これが曲者で、もし雨が降って湿った空気であれば、
地下タンク中のガソリンに水分が混じる結果になるだろう。
加えてSSは洗車もするから、どうしてもガソリン自体に水分が混じってしまうんじゃないか?
んで、気温が高いときは自動車タンク内ガソリンの温度も高いから、結露せずに排ガスとして出て行くが、
気温が下がって冬になると、タンク内で結露、水とガソリンが分離してしまうと。
そうなれば、ガソリン車用水抜き剤に99パーセント含まれるイソプロピルアルコールで
水を水和してやらないと、水は抜けない。
ちなみに、アルコールは両親媒性、水にも油にも良く馴染む性質が有る。
第一級アルコールで、アルコール1分子に付き、水、1分子くらいは馴染ますことが出来ないか。