08/06/15 08:25:48 BkZjipPv
札幌タイムスより抜粋
話は７年前にさかのぼる。
北海道中央バスは01年４月に札幌市交通局の「経営健全化計画回復策」に基づき、
地下鉄白石駅を中心に運行している北郷線、川下線、米里線、本郷線、北15条線の５路線と、
地下鉄新さっぽろ駅を中心とする山本線、厚別通線、もみじ台団地線、小野幌線の４路線と
白石営業所の移譲を受けた。いわゆる営業権の譲渡にあたる。
人件費の高い市営が赤字なので、人件費が安い民間に移すことで営業が成り立てば、
民間活力を利用したビジネスとして、双方とも「めでたし、めでたし」となる。
しかしそんなに甘くはなかった。中央バスは同営業所の敷地や建物を６億円で取得し、
営業を始めたとたん大誤算に気がついた「初年度に２億円の赤字だった」（牧野和夫専務）。
通常は路線の営業権を譲渡する場合、関係者によると「数年間は少なくとも収支尻が合うように、
赤字路線は持参金をつけるのが普通」。２年間は市営時代と同じ運行を行うよう義務づけられていた。
２年経過し路線を06年には運行本数を20％削減するなどして合理化したが赤字幅は依然１億５千万円に上った。
見立てを誤ち、株主に損害を与えた責めは同社幹部にもあるだけに、記者会見では「情報の開示に問題があり」と、
さり気なく隠そうとした。
白石営業所が６億とはビックリだな！！