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「プロジェクトX～糞アンチたち２～ アンチレクサス定型文の誕生」
反論に苦しいときは車音痴・欧州車万歳・日本車は糞の文字で勝ち誇ってみようと努力した。
しかし、レクサス肯定派の勢力、レクサス定着の勢いは止まることはなかった。
糞アンチたちは、来る日も来る日もレクサスを攻撃すべくパソコンモニターと向き合った。
いっそのことレクサスさえ買えれば、どんなに楽だろうと思ったこともあった。
でも買えるわけもない。現実は低学歴の低所得者。 情けないと涙した。
そこへ糞アンチリーダーが現れ、こうつぶやいた。
「発想を変えるんだ。せめてネット上では俺たちは金持ちだ。経営者だ。好きな高級車乗りになろうぜ」
そうだ。言葉の一方通行で、妬ましいレクサスを攻撃しよう。定型文や糞ＡＡでレクサスやトヨタを攻撃しよう。馬鹿な頭に光が射した気がした。
「欧州車への嫉妬、妬み、僻み、涙目、車音痴」次々に浮かび上がる日頃自分が抱いている自分自身を表す言葉。レクサスを貶める定型文が誕生した瞬間だった。
問いかけられようと、煽られようと、馬鹿な糞アンチは自分を表す定型文や糞ＡＡを黙々と貼り続けた。
アンチレクサス糞工作員は、パソコンを前に朝まで飲み明かした。 皆、それなりの充足感に包まれたが、下利便が止まらなかった。
「リーダー、糞ＡＡや定型文をカービューにコピペしてきていいですか！」糞アンチ工作員は言った。
「ああ、いいとも。だが貼りすぎるなよ。俺らが国産新車すら買えない馬鹿な低所得者であることに変りはないからな」
糞アンチリーダーは自分の思いがけぬ本音に、思わず糞を漏らした。