08/05/03 11:01:50 S8hEC8dw0
「プロジェクトX~挑戦者たち9 ~レクサスの挑戦-GPSで24時間行動を監視せよ!」
自民党から、GPSによる犯罪者監視システムを開発しろと迫られていた。 思案に暮れていたとき、小泉さんが意外な事を言った。
「車のナビシステムを使ったらすぐできるだろ」 内閣特別顧問の奥田は焦った。トヨタオーナーが犯罪者御用達だとばれている。
「無理です。出来ません」奥田は思わず叫んだ。 「君たちがやらずに誰がやるんだ。君たちの手で犯罪者追跡システムを作るんだ!」
小泉さんの熱い語りに、奥田の商人の血が騒いだ。 「やらせてください!」
それから、夜を徹してのGPS追跡システム開発が始まった。
しかし、トヨタの価格では標準装備は無理だった。GPS装備では価格が跳ね上がる。
奥田は来る日も来る日も下請けに圧力をかけて戦った。
いっそ、日本郵政取締役に専念すればどんなに楽だろうと思ったこともあった。 追い詰められていた。
そこへ小泉さんが現れた。そしてこうつぶやいた。 「発想を変えるんだ。暴力団はセルシオが好きだぞ」
そうだ。レクサスだ。日本導入を検討しているレクサスになら標準装備で先行実験できるぞ。オーナー像も犯罪者と一致するぞ。
暗闇に光が射した気がした。奥田は早速デンソーに開発を命令した。
レクサスレートのボッタクリコストなら簡単に装備出来ますと返事が返ってきた。 「これだ、これが探してた俺たちの犯罪者追跡システムなんだ!」
ヘルプネットという24時間監視システム誕生の瞬間だった。
客は誰も24時間行動を監視されているなんてわからなかった。
逆に「レクサスは緊急時に救助に駆けつけてくれるんだぞ!」と高い理由の擁護の材料になったくらいだ。
小泉と奥田とレクサス開発スタッフは、チャットで喜びを伝えあった。 奥田は、充足感に包まれ、涙が止まらなかった。
「小泉さん、レクサスでアクセル全開で走って来てもいいですか」奥田は言った。
「ああ、いいとも。だがアリストの時のように煽ってスピード違反をするなよ。オマエのLSもGPSで監視しているからな」小泉は自分のジョークに、肩を揺らして笑った。
性犯罪者へのGPS装着検討 自民党
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