08/07/25 16:07:35
気象庁長官、外国人予報官の登用に反対表明
「外国人よりも各地域の予報官が的確な予報を出せる」
気象予報における誤報を減らすため、外国人の予報官を招聘(しょうへい)するという方針を打ち出した
気象庁が、発言を二転三転させ、一貫しない態度を見せている。そうした中、同庁長官は上級庁である
環境部の長官に反旗を翻す動きを見せた。
鄭淳甲(チョン・スンガプ)気象庁長官は24日午前、CBSラジオのインタビューに対し、「外国人の予報官を
招くよりも、たとえ短期間でも気象の専門家を数人集め、予報の正確度を高めるといった一般的な方法が
あるかどうか話し合う機会を作れないかと考えている」と述べた。その上で、「外国の優秀な人材を受け
入れるべきだ」という李万儀(イ・マンウィ)環境部長官の発言に同意しないという意向を明らかにした。
「“外国の専門家を受け入れよう”という李長官の発言に同意するのか」という質問に対し、鄭長官は
「(外国人よりも)その地域に住んでいる予報官が、最も的確な予報を出すことができるということには、
多くの方々が同意してくれるだろう」と述べた。
その上で、『三国志』に登場する「赤壁の戦い」の例を挙げ、「諸葛孔明が赤壁の戦いで東南の風を
吹かせることができたのは、小説のように祭事を行ったためではなく、(赤壁の戦いが起こった)その地域の
出身者であったため、気象環境を注視できる人物だったからだ」と語った。これは、外国人よりも国内の
予報官を使った方がずっとマシであり、あえて外国人の予報官を招く必要はない、と強調したものといえる。
だが、気象庁はこの日午後、「国内外の気象予報の専門家に対し、予報官としての採用の門戸を開く」
という報道資料を発表した。この資料を発表した同庁の関係者は「鄭長官のインタビューの内容を知らな
かった」と話している。
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さらりと故事を引用できるなんて、韓国の人は教養豊かですね