08/07/22 21:46:28
問題ある教員 漏れねば放置
大学教員 栗田尚弥(茨城県取手市 53)
大分県で教育現場と教育委員会の「なれあい構造」が白日の下にさらされている。
教員による教え子に対するセクハラ行為も各地で明らかにされており、教育者による不祥事はたえない。
最近まで私は中国地方のある県で県史編纂事業の委員を務めていた。
私が所属する部会の担当事務官は高校教諭からの出向者だったが、
公用のメールを使って関係委員の中傷や、県民を愚弄する発言をして会議で問題になったり、
委員撮影の写真を無断で使ったりするような人物だった。
車で前方不注意による人身事故をも起こしている。
た゛が問題になった会議の会議録は一年以上すぎても、なぜか、いまだに作成されていないし、
事故についても行政的に処分らしい処分を受けていない。
彼はこの四月から、県庁所在地の高校に教諭として戻っている。
問題教員は身近に存在し、問題行為も外部に漏れない限り処分されないのが常識化している、
と言っても過言ではない。
日本の教育は一体どこに行くのであろうか。
(朝日新聞[声] 7/18 朝刊)