08/05/01 20:59:55 pLcecsNu
>588
一つ目は、日本の制海権を放置すると、日本は無尽蔵に船を使って国内から兵をドンドン送り込めますが、
ロシアはシベリア鉄道でチマチマ送るしかありません。
何時しか、兵力が逆転して、逆にロシアが陸戦で敗れる可能性が高くなります。
また、樺太とか沿海州に日本が幾らでも攻め込むことが出来る為、ロシア側は兵力が幾らあっても足りません。
二つ目は、そのシベリア鉄道の輸送力の問題。
この鉄道自体は、開通してもバイカル湖周辺の地盤が軟弱だったり、長大な路線にレールを敷設する為に、
費用をあまり掛けずにいた為、レールや路盤の規格がローカル線並みに低いものでした。
従って、これを用いて大容量の輸送が出来ません(日本が危惧していたけど実際からするとかなりの過大評価)。
大容量の物資を輸送するには船に勝るものはありませんから、是が非でも周辺海域の制海権を確保する必要が
ありました。
三つ目は国家的面子ですね。
大国の海軍が、新興国の海軍に庭先をのさばらせておくと、他国から何を言われるかわかりません。
特に、ロシアはフランスなど各国から借金を重ねていますので、その金利が引き上げられたり、回収とかされると、
戦争どころではありません。
此処でいいところを見せておかないと、そうしたリスクが高まります。
他にも色々ありますが、こんなのが主なところでしょうか。