中高一貫の防衛女子校設立 九校目at ARMY
中高一貫の防衛女子校設立 九校目 - 暇つぶし2ch853:名無し三等兵
08/04/20 19:35:12
>>412
>>413
五校目に出てきた
美少女相撲も追加

854:名無し三等兵
08/04/20 19:53:54
GWも近づき、演習場内には筍も芽を出してくるはず
屯田兵のメンバーが収穫し、訓練の打ち上げの時のつまみに出てきているしれない

855:名無し三等兵
08/04/20 20:34:09
蕗とかもね
でも、優先されるのは常に「屯田兵」内部。
あんま、気前良く振舞ったりはしないのですよ

856:名無し三等兵
08/04/21 07:52:31 7mViu42g
とりあえず飯ねたで
URLリンク(www.akibablog.net)

857:555
08/04/21 14:10:16
Broom SistersⅢ Plus(56)

「作戦の詳細を確認します。時間もありませんので、不明点は適時質問を行って下さい」
 神田佐久間町突入組(=防女生徒)を乗せた車内で彩香が詳細確認を始めた。
「警視庁は美倉橋、泉橋の南北で交通検問を実施予定です。これは表向きで、実質的には、該当区域の相手PMCの封鎖作戦です」
「これでこの区域は東西400m、南北300mの範囲で大まかに封鎖され、ひめゆり会所属PMCはこの封鎖区域のすぐ内側で、強行突破を試みる相手側増援阻止に当たります。で、我々はこの内側で相手側PMCと一戦交えます」
 強襲科の1人が挙手した。手には先ほど配布した神田佐久間町界隈の略図がある。
「緩衝区域を除くと、ざっと東西200m、南北100mの狭い場所で強襲・両用科併せて20名が白兵戦を展開するという事ですが、これって路上の喧嘩じゃないですか?」
「その通りです。ストリートファイトはひめゆり会PMCの『おじさま』達には荷が重いでしょ?」
 失笑が漏れた。
「この区域にPMCは資材搬出要員も含め、こちらの約3倍の人員を投入しています。ただし、日本国内での作戦のため相手の大部分は銃を所持していません。恐らく武器はナイフや暗器の類に限定されるはずです」
 彩香は言葉を切った。
「要するに、殴り合いの喧嘩です。作戦成功の条件は各人最低3人以上を戦闘不能にすること。もしくは、相手の作戦終了時間まで戦線を硬直させることです。こちらが引き延ばす時間は2時間です。簡単でしょ?」
 次々と出される質問に彩香は回答し続ける。ブリーフィングは、両用科鬼日下教官の次の一言で締めとなった。
「つまり、野郎は全員敵ということだ!かまわんから全員病院に送ってやれ!強襲科に指揮できる立場じゃないが、一言言っておく、ノルマは5人だ!少しはワシに楽をさせるように!」
「教官!5人ずつノしたらあぶれる連中が出てきますが?」両用科学生が聞いた。声に笑いがある。
「ほぉ、割り算くらいはできるのか…いや、安心した。まぁ、その位の気概で行けと言うことだ!」
 車内に笑い声が響いた。
「まるで遠足やん…おやつ持っとる奴らが居そうやな…」
「真剣にやってる相手が可哀想になってきたわ…」敦子がため息混じりに言った。

858:555
08/04/21 14:11:39
Broom SistersⅢ Plus(57)

 台東区 某ビル

「…明後日はサ○ンパスのお世話になりそうだな…アレって匂うから彩香君に嫌われるんだよね…匂わないのもあったっけな?仕方ないじゃん…だって、おっさんなんだもん…」
 ビル最上階のエレベーターホールから屋上に通じる階段へ何個目かの大型トランクを引きずる様に運び上げながら内海が愚痴をこぼした。ヨロヨレの民間清掃員の作業服がやけに板に付いている。
 恐らく今夜の『仮装大会』では優勝候補の筆頭にノミネートされるに違いない。
 ちょっとした引っ越しに相当する荷物の上げ下ろしを行っている様で、この季節にも係わらず額には大粒の汗が浮かんでいる。ブツクサ言わないと『やってられない』のだろう
 屋上に消えた内海はしばらくすると再びエレベーターホールに続く階段に現れた。腰を拳で2、3度叩き、首に巻いた安物のタオルで汗を拭くと屋上を振り返り、ため息をつく。
 数秒間、そのままの姿勢が続いたが、やがて肩を落としてエレベーターホールに降りていった。どうやら、エレベーターホールにはまだまだ『荷物』が残っているらしい。
 がんばれ内海!明後日に(筋肉の)疲れを残すな…

859:555
08/04/21 14:16:03
Broom SistersⅢ Plus(58)

 神田佐久間町界隈 午後11時半

 大島との『打ち合わせ』をするために潜り込んだメイド喫茶の制服(メイド服)のまま2人は神田佐久間町のDaiエレクトロニクスへの道を急いでいた。
「遅くなっちゃった…着替えるヒマなかったじゃん…」
「それよりも『明日も来てくれないか…』には困りマシタね…コレも貰っちゃいマシタし…ど~シマショ?」メイド服を見回しながら瑞穂が応じた。
「泣いて頼まれるとねぇ…無理言って潜り込んだのは私たちだもん…少なくとも明日はバイトすべきよね…この格好でDaiエレクトロニクスに行くのか…みんな引くだろうな…」
「いいんじゃないデスカ?このカッコ。色々仕込めマスから」
「随分詰め込んでるでしょ?」
「…ワタシ体力には自信がないカラ…」
「何言ってんの?体力勝負ならアンタの勝ちよ?しっかし…人間武器庫みたいになってるわね…ド○えもんも青くなって逃げちゃうわよ」
「ド○えもんはもともと青いデスよ?」

「おい!あれ見ろ!」
 閉鎖区域の境界で周囲の警戒を行っていたPMC要員が、メイド服の2人を発見し、素早く相棒に声をかけた。
「メイド…だよな…どうしたんだ?」
「この時間帯にメイドだぞ!怪しいとは思わんのか?」
「いや…実家じゃ普通だが?」
 どうやら『いいところの坊ちゃん』の様だ。裕福な家庭に育った人間が傭兵をやってる事は珍しくはない。中東でF-14を駆っていた野郎はその筆頭である。
「お前の実家じゃないんだ。ここは日本だぞ!」
「ああ…言われてみれば…アキバのコスプレという奴じゃないのか?この時間帯にイベントがあるのかどうかはわからんが…」
「なるほど…しかし、侵入されたらコトだ!阻止しなければ」
「誰が?」
「俺達しかいないだろ?」
「…まずいんじゃないかな?」
「何で?」
「メイドが戦闘服の『ガイジン』と一悶着起こしたら、確実に警官がやってくるぞ?で、どっちが怪しいと思われる?」
「…人によるだろうが、どっちかというと俺達の方だな…作戦に影響が出るか…司令部に指示を仰ごう」
「いいだろう。どっちにせよ、『ガイジン』の俺たちが出るのは得策じゃない」
 男は野戦電話の受話器を取った。

860:555
08/04/21 14:17:29
ちょこちょこ投下します。スレ修了まで…

861:名無し三等兵
08/04/21 20:34:26 03hbK3ZM
>>860
投入お疲れ様
あと9KBなので
あと5レスぐらいは書きけそうですね
>>857
質問した両用科学生、何か田沢が言いそうなことを言っているな(笑)
それはそうとして強襲科学生は少なくとも千尋を含め5人が学園祭のSSで登場しているが
両用科の学生は何人くらい参加しているのだろうか
数が少なかったら田沢たち両用の名物娘や強襲の源田さつきも出してください
彼女たちはこういう場面だと生き生きとするから


862:名無し三等兵
08/04/21 20:37:17
>>854
>>855
今頃、新入生を勧誘しているかもしれない

863:555
08/04/21 22:39:37
>>861
他のキャラは使いにくい(といいつつ使っているが)
「生みの親」に気を遣わなければなりません
明確な名前を出さなかったりしてますし…
両用教官も「イイ大人」として出張ってもらってます

強襲+両用で20名以下でしょう。
Googleで台東区の地図もしくは航空写真を見れば
防女20名とPMC60名がこの区域で大立ち回りする
のには相当無理があるのです(隣町で確認しました)



864:555
08/04/22 00:02:35
Broom SistersⅢ Plus(60)

「総員降車!」
 封鎖区域東側の境界に停車したマイクロバスから、強襲・両用の精鋭が飛び出した。それぞれ得意の個人装備(警棒だったり、暗器だったりする)を手に、ヤル気満々である。早速、バスめがけて突進してくるPMC要員と激しい白兵戦になった。
 『簡単な仕事』と言われていたPMC要員に、油断があったとしても責めることはできないだろう。何せ相手は春からの1号生、それも精強をもって知られる両用、強襲科の戦う乙女達だ。オマケに彼女たちの『目立たない格好』は常軌を逸している。
 封鎖区域通信担当員は半ばパニックに陥りながら司令部に連絡を取っていた。
「北東側に…清掃員と、ピザ屋とハンバーガー屋の店員、女子高生及び訳のわからん連中が侵入中!総数は20名前後!至急応援頼む!こっちの数が足りない!うあっ!」
 通信員の首筋を伸縮式警棒でドツキ倒した鬼日下教官は、交戦中の両用科員にハッパをかけた。
「こらぁ~!ワシに『仕事』させんじゃねぇ~!」
 戦況は、やや防女が押している。が、PMCの『集まり』が悪い。乱戦に持ち込み、時間稼ぎをする方法は無理なようだ。
 素早く、戦況を判断した彩香は配下の強襲科員に向かって叫んだ
「強襲科は浸透突破実施!密集!」
「山本ぉ!ウチの連中を3組連れて行け!両用はここで力押しだ!逃げるんじゃないぞ!」
「了解!両用選抜3組はこっちへ!張は亜麻野を補佐!いくわよ!」
「敦子!ついてきなよ!」
「うぁぁ~ハードね…いつも(強襲は)こうなのかな…」

865:555
08/04/22 00:04:18
Broom SistersⅢ Plus(61)

「一次突破はうまくいったみたいね」
 PMC第一陣の壁を突破し、閉鎖区域中央にあるDaiエレクトロニクスに向かって注意深く進みながら敦子が言った。
「せやな…けど…妙な光景や…ほれ、あっちの路地で清掃員とピザ屋の店員が戦闘服のオッサンとドツキ合いやっとるで…ま、アタシもそれっぽくないけどな…」
 消防庁レスキュー隊員の格好を見回しながら千尋は笑った。
「これからがキツイで!何せ向こうもアホやないからな…人数多いし…来た!」
 2人の前に複数のPMC要員が立ち塞がった。
「コイツらは引き受けた!さっさと行きな!なかざわ達が待っとるでぇ!」
「千尋ちゃん!サンキュー」
 敦子はDaiエレクトロニクスに向かって駆けだそうとしたが、そうはさせじとPMC要員が前に出た。2人が交差した瞬間、彼は見事に宙に舞い、アスファルト舗装に叩き付けられた。
「おっ!お見事!」
 走り去る敦子から視線を外し、千尋は不敵な笑みを見せると、手のひらを上に向け、人差し指と中指をチョイチョイと動かした。
「気ぃ~つけや!アタシは敦子より強いで…ここんトコ水とかロープとばっかりで物足りなかったんや…ほな、かかってきなさい!」
 千尋の言葉に相手が一瞬引いた。微妙に勘違いをしたようだ。
「ちゃうわい!ドアホ!」
 神速で距離を詰め、どこから取り出したのか、小気味よい音を響かせてトレードマークのハリセンが一閃。派手な音をたてるも…基本的にそうそうダメージを与えられるアイテムではない。
 反射的に繰り出されたナイフで、上部1/3の部分からハリセンがばっさりと切断された。
「やっぱ、これじゃ駄目か…ホンなら気ぃ~入れて戦(や)らせて貰いますわ!」
 切断されたハリセンを放り出すと、今度は漆黒の細身のハリセンを取り出す。今度のハリセンはヒダがかなり小さい。
「あんまり使いと~ないんや…タダでさえサドっ気があるといわれてっから…」
 千尋のボヤキを無視するように繰り出されたナイフを払い、顔面にハリセンを叩き付ける。皮膚の裂ける音と、肉に何かが食い込むような湿った音が響き、血しぶきが舞った。
「鉄線&カーボンアラミドの特製ちょ~ツッコミハリセンや!当たるとめっさ痛いでぇ~」

866:555
08/04/22 00:05:44
Broom SistersⅢ Plus(62)

 PMC司令部は混乱していた。無理もない。ピザの配達員、清掃局員や女子高生、OLやラッパー等、全日本仮装大会が集団で白兵戦を仕掛けてきたのだ。オマケに反対側からはメイドさんが侵入中だ。正常な判断ができる訳がない。
「一体何なんだ?ハロウィンには早すぎるぞ!」
 PMCの指揮官が叫んだ。『軽い仕事』と思って臨んだのだが、予想を大きく裏切る状況に当惑を隠せない。猛者揃いのS.S.Lが『降りた』理由がこれなのか…
「相手の白兵戦のスキルが尋常じゃありません。銃器を携行していないにもかかわらず、圧倒されています。こちらは相手の倍の人数を投入しているのですが…既に東側封鎖線は破られ、一部の敵が浸透突撃中です。それも…」
「それも?」
「浸透突撃した場所に少人数を置いて、ゲリラ戦を展開してます。時間と目的の制限がある分こちらが不利です」
「このままでは埒があかない。狙撃班に指示を出せ。相手指揮官を狙撃だ!」
「しかし、発砲は…」
「このままだと作戦は失敗だ!銃を持っている狙撃班だけが頼りだ!急げ!」
 S.S.L小隊長の『忠告』がありがたかった…今ならまだ挽回が可能だ。
「こちら司令部。狙撃班、支援要請!区域Bの指揮官を狙撃せよ!」

867:555
08/04/22 00:06:42
次で本スレが終わりそうなので、続きは次スレに!


868:555
08/04/22 01:23:11
落書き
長い!終わらない!
次スレ投下分を合わせると、今までで最長になった
竜頭蛇尾の感があったので、今回はキチンと終わらせたい

今回はある程度「現地取材」があった。まぁ、地元の方からすると
噴飯モノだろうけど…(あ、メ○ドカフェには入れませんでした。勤務中にスーツで
入るほどアレではないです)



869:名無し三等兵
08/04/22 04:26:27
乙です。
が、こういうプロ相手のドンパチではOG所属の直轄「警備会社」社員が動くことがあっても
学生が「大量」に動員されるのはどうかと?
過去の蓄積設定とかでも、あくまでも「この年代の訓練された少女」としての
補助的・耳目としてのみ活用されていたのですが。
実戦では何があるかわからないし、万一、死亡・・もしくは後遺症が残る負傷をおった場合
責任の所在がどこにあるのか、法的な部分も考えなければなりません。

SS自体は面白いし、楽しみなんですが、そういう部分が気になります。

「直営警備会社」ですが、防女卒業・・・任官・進学しない就職組の受け皿として
ありえる気もしますが。
卒業後、2年間は実戦訓練とアシスタントで、成人したら海外進出の企業・邦人警護とか
表ざたにできないトラブルの解決とか、財界・官僚機構に重宝されるでしょうな

870:名無し三等兵
08/04/22 20:42:46
>>869
過去のSSでも
外部組織からの依頼で学生が動員されている
きゃっとふぁいとやたゆんたゆんなHUMINT、諜報科もの
さらには大量投下某のSSでも同様である
諜報、強襲、両用は特殊戦の訓練を受けているので
実戦経験を積む、また警察や自衛隊を使えない作戦に優秀な戦闘員である
彼女らを使うことはあるだろう
ただし、作戦前には遺書を書かせ、敵に捕まったときは自決するかレイプされるかを
選ばされるとも書かれているので命がけなのだろう
(実際に殉職した学生の話もある、訓練中の事故という名目で処理された)
警備会社(むしろPMC)は海外の傭兵経験者が中心、普段は校内の警備を担当らしい



871:名無し三等兵
08/04/22 20:45:52
このスレも間もなく終了するが
今回は憲兵隊長がほとんど登場しなかった
わずかに登場したのが
学園祭もので用務員のおじさんが登場した話だった
次スレはもっともっと登場して欲しい人物である

872:名無し三等兵
08/04/22 20:50:34
今気がついたが
今回の作戦に狙撃分隊のメンバーは参加しているのだろうか

873:名無し三等兵
08/04/22 21:22:05
>>869
>>870
強襲科の中に遊撃分隊というのが存在して
敵地潜入、レーダーサイトの破壊やミサイル基地の特定、
テロリストや要人の暗殺などを表沙汰にできないことを教育されている
ちなみ千尋たちの同級生の氷室忍がここの所属
(きゃっとふぁいと、荒屋の決闘に登場した)
上の学園祭SSでも千尋たちと一緒に降下しているみたいだ
罰として強襲科の降下メンバーがペンキ塗りしたときに
さぼっている源田さつきをめがけ、ボーガンを発射している
ひょっとしたら、鳳玲子ともどもこの作戦に参加している可能性がある



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