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四川大地震 ペット野生化 人襲う被害…狂犬病蔓延の恐れも
5月19日10時29分配信 産経新聞
【都江堰(中国四川省)=矢板明夫】四川大地震で多くの犠牲者が出た都江堰(とこうえん)市で、飼い主を失った
ペットの犬が野犬化し、人を襲う被害が相次いでいる。犬や猫が伝染病を媒介する恐れもあり、対策が急務となっている。
都江堰市はもともとペットが多い街といわれていた。地震で飼い主が犠牲になったり避難したため、餌を与えられて
いない犬や猫の多くは、がれきの中のゴミなどをあさっている。
成都市からきた消防団員によると、飼い主が生き埋めになったがれきの上を数日間離れようとしなかった犬もおり、
団員らが毎日餌を与えているという。
だが、大惨事を経験して興奮状態になった犬も多く、小型犬を襲ったり、路地裏などに隠れて通行人を襲う被害もみられる。
病院関係者によると、地震後は犬にかまれて来院する人が毎日数人おり、年配者と子供が多いという。
狂犬病が広がる恐れもあるが、市内の各病院で狂犬病予防ワクチンはすでに品切れの状態という。ある女性医師は
「心配なのは、狂犬病の知識がなく、犬にかまれても来院しない人たちだ」と語った。
市当局は、生き埋めになった人の救出や伝染病予防のための広域な消毒を優先しており、野良犬対策には手が
回らない状態。 対策本部では「緊急事態なので野犬や猫は撲殺すべきだ」との意見も出ているという。一方、インター
ネットでは被災ペット救援の募金活動も始まっている。
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