08/02/18 02:57:52
芸術家は猫を愛し、兵士は犬を愛する―デズモンド・モリス
犬は散文、猫は詩―ジーン・ボーデン
犬は主人を持ち、猫は僕(しもべ)を持つ―不祥
犬は所有できるが、猫には餌をあげることしかできない―スニーキー・ピー・ブラウン
犬は喰らい、猫は食する―アン・タイラー
犬は呼ばれるとすぐにやって来る。猫はメッセージを受け取り、後で折り返す―マリー・ブリー
犬は飼い主におもねるが、猫には飼い主がおもねる―ジョージ・マイクス
犬を飼うことはできるが、人は猫に飼われている。猫は人間がなかなか役に立つ家畜だと知っているのだ―ジョージ・マイクス
最も愚かな猫でさえ、どんな犬よりもものを知っている―エレノア・クラーク
人と犬の愛は目に鮮やかな色合いだが、猫に夢中になるとパステルカラーの世界に引きずりこまれる
犬はリベラリストのようなもので、すべての人を喜ばせようとする。猫は、みんなが自分を愛していることを知ろうともしない。
猫は犬と対照的に繊細で、かつ犬とは違ってところかまわず戯れ、飛び降り、あくびをしてのける…
寓話作家が描くように動物がしゃべれるとしたら、犬は、ぶっきらぼうで、遠慮なくものを言う正直者だろうが、猫は、余計な言葉は一言たりとも口にしない、という希有な才能を持っていることだろう。
性根が良く、公正で、信頼に足ると思った人を、猫は時折同等とみなすこともあるが、犬はすべての人の友だちである。
犬は、猫の方が利口だと本能的に知っている。だから、家に猫がやって来ると憤慨するのだ。
猫は究極のナルシストだ。始終身繕いをしているのを見れば分かる。犬は猫とは随分と違う。犬にとって身繕いとは、死んだ魚の中で転がることだ。
猫は、貴族のようなもので、（何もせずとも）我々の賞賛に値する。一方、犬は卑屈だ。媚びへつらうことで自分の立場を獲得する。
猫は、素晴らしいユーモアのセンスを備えているが、人形の洋服を着て見せびらかすことは、一向に面白くも、可愛らしくもないと思っているようだ。ところが、ダックスフンドは、アルペンセーターに小さな革の吊りズボンを身につけて嬉々としている。
ベッドを分け合う相棒としては、息の臭い90ポンドのラブラドールより、猫の方がはるかに心地良い。その上、猫はイビキもかかないし、オナラをすることもない。